当法人の想い
誰もがみんなに優しい社会を実現したい。
一昔前、困った時はお互い様、ご近所同士声を掛け合って当たり前に助け合って暮らしていました。
しかし現代は、隣は何をする人ぞ、知らない人は怖い人。
そんな認識のもと人と人が繋がらないほうがよしとされる世の中になってしまいました。
何でもオンライン化、無人化され、人と繋がらなくても生きていけてしまう便利な世の中。
この世の中は、本当に幸せな世の中でしょうか。
ちょっとお醤油切らしたときにわざわざ買いに行かなくてもお隣さんが貸してくれるような、
困ったときは必ず誰かが手を貸してくれる、そんな安心感に包まれていれば、
誰もが住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができるのではないでしょうか。
事業はたくさん。でも目的は1つ。
ときどき、「なぜこの取り組みを始めたの?」とか、「何が目的なの?」と聞かれます。
いろいろなことに活動の幅を広げているので、何がしたいのかわかりづらいですよね。
私たちが目指しているのは「誰もが安心して暮らせる世の中」を作ること。
これだけで、私たちがどうしてここまでいろいろな対象に向けた活動をしているのかわかっていただけるはずです。
子どもも大人も高齢者も障がいがあっても母国が日本じゃなくても、
どんな考えや価値観を持っていても、いろいろな生活背景があっても。
誰もが住み慣れた地域で安心して暮らし続けるためには、誰もがつながるきっかけが必要です。
そのためには、まず「知る」ことが大切です。
なので私たちの活動は、誰かの何かだけを対象とした活動ではなく、
地域にニーズがある限り、どう応えていくかを考えて取り組み続けます。
誰もがいくつになっても明日に希望を持てる社会を。
何十年生きても、世の中のすべてを知り尽くす日はきません。
どんな幸せな明日がくるかわからないのに、明日が来なければいいのにと思う人もいます。
それは、明日に希望が持てる今日を生きていないからです。
長い未来が待っている子どもたちだけでなく、社会で生きることに不安を抱える若者も、
「もう年だから・・」と口にするお年寄りも、難しい環境の中で今を懸命に生きている人も。
誰もがいくつになっても、どんな環境でも、誰かが必ず助けてくれる社会で、
希望をもって安心して明日を迎えられる。
そんな社会を作っていきたいと考えて活動しています。
100年後、きっとみんなが笑顔で暮らしていると信じて。